私は今名古屋経営会計専門学校で勉強しているミャンマー人です。
自分が数年間勉強していたミャンマーと今留学している日本、二カ国の教育制度を比べてみました。
ミャンマー | 学校 | 日本 |
5年 | 小学校 | 6年 |
4年 | 中学校 | 3年 |
2年 | 高等学校 | 3年 |
一つ目はミャンマーの義務教育は小学校までですが、日本のは中学校までです。
二つ目は小学校から高校までの学年の合計はミャンマーは11年で、日本は12年です。ミャンマーの方が日本より一年早いということで、大学の進学まで考えてみると、ミャンマー人は二十歳で卒業して、日本人は二十二歳で卒業するのが一般的だと考えられます。
今からミャンマーと日本の教育制度の違いについて説明します。
両国の学生たちが高校生までは現代の厳しい受験競争で親と先生に押し付けられ、必死に勉強しましたが、大学の進学にはミャンマーと日本は大きな違いがあります。それは日本には高校が終わったら、大学の進路を考えるとき、どこの大学に行くのかを自分で決めることができて、行きたい大学の入学試験を受けることもできるのに対し、ミャンマーには大学の入学試験もなく、どこの大学に行くのかを高校の成績で決まっていることです。
日本の教育制度は日本人だけではなく、日本で留学している外国人学生たちも日本語学校が終わると、専門学校か大学かどこに行くか自分で決めて、それぞれの入試が受けられます。ミャンマーにはそのような入試などもなく、将来良い人生になるためこの大学へ行った方がいいという指導してくれる人たちの話を聞いて登校するようになりました。
誰が言わない限り、行動しないとダメだという日本の社会と
親と先生がちゃんと指導した通り行動するミャンマーの社会
その二つの違いを今留学しているうちに、分かってきました。