都会は大勢の人がたくさん歩いている。
歩いていると知らない人から声をかけられた経験がある人も多いのではないだろうか。
そんなわたしもこの間、都会の町を歩いているとイケメンのお兄さんに声を掛けられた。
「カットモデルやりませんか?」その時私は電車の時間が間に合わなそうだったので「大丈夫です。」と都会の女っぽくさっそうと答えた。
しかし心の中ではあんなイケメンにモデル頼まれた、と大喜びだった。
後日、友人にこの出来事を自慢げに話すと、友人はふっ、と鼻で笑いやがったので何だよと思い「なんでそんな反応なの」と言うと、友人はとんでもないことを言い出した。
「カットモデルって、髪の毛がぼっさぼっさの人に声かけるんだよ。」
わたしはショック&恥ずかしさで死にそうになった。
しかし、よくよく話を聞いてみるとその友人も声をかけられたことがあるらしく、しかも大喜びでカットまでしてもらったという。
わたしより恥ずかしい人間がいたため、少し気持ちは落ち着いたが、今度都会を歩くときは毛の手入れをおろそかにしないようにしようと誓った。
しかしあのイケメンはあんなに笑顔で声をかけてきたくせに、もうイケメンは信用できない。